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中高年とオリーブ

 人間に古くから利用されてきたオリーブ。原産地であるシリアからトルコを経てヨーロッパにも広がり、ギリシア人やローマ人たちも栽培に励みました。紀元前14世紀から12世紀ごろの話です。平和を象徴する鳩が、オリーブの枝をくわえているのもよく知られています。
 中高年シニアにとってオリーブは、食生活や化粧品として身近な存在です。もともとが自然の素材のため、安心して食べたり肌につけたりできます。パスタやサラダによく使うオリーブオイルは、中高年シニアの大敵ともいえる、コレステロールを減らす効果があるとされています。健康に配慮した食生活の一品として、ぜひオリーブのある生活をおくってみてください。

不思議なオリーブ

 オリーブの樹は、降雨量の少ない地方に適するために葉が細長く、水分の蒸発を少なくするために表面積が小さくなっています。原産地とされる、シリア地方の過酷な自然環境にも適しています。
 樹の寿命は長く、1000年ほどの樹はざらで中には2000年、3000年と神の化身のようなオリーブの樹もあります。栽培種として定着したオリーブは、マンザニロ、ネヴァディロ・ブランコなど大きく分けて80種ほどの品種があり、それぞれに特徴があります。オイルを搾った際に香りの強いもの、粘度の高いもの、辛味の強いものなどです。
 ヨーロッパでは、こういった特徴を持つオリーブオイルを適切にブレンドすることを仕事にしているブレンダーと呼ばれる人々もいます。ワインでいうソムリエのような存在です。

スーパーなどにも、塩漬けにされたオリーブの実やオリーブオイルなどが並んでいます スーパーなどにも、塩漬けにされたオリーブの実やオリーブオイルなどが並んでいます

 オリーブがなぜ大昔から多くの人に利用されるようになったかというと、他の植物にはない決定的な特徴があったからです。ナノハナやゴマ、ヒマワリなどオイルを搾り取る他の植物は、すべて種子から油を摂ります。
 ところがオリーブだけは、種の回りの果肉からそのままオイルを搾ることができるのです。濃い紫色に熟したオリーブの実を手でつぶしてみると、実の中は白くそのままたっぷりとオイルをふくんでいるのがわかります。搾油の手軽さが、昔から多くの人に利用されてきた理由です。
 ヨーロッパでは若い女性が髪にオリーブオイルをつけるのも一般的でした。ドイツの代表的な作家、ケラーが1854年に書いた小説「緑のハインリヒ」の中にも、主人公のハインリヒが愛したアンナがオリーブオイルを髪に付ける様子が描かれています。

小豆島には、オリーブ石鹸、オリーブうどん、オリーブアイスなどいろいろなオリーブ製品があります。写真はオリーブカステラです 小豆島には、オリーブ石鹸、オリーブうどん、オリーブアイスなどいろいろなオリーブ製品があります。写真はオリーブカステラです

 日本にもオリーブは度々持ち込まれましたが、本格的に定着したのは明治になってからです。三重、鹿児島、香川の3県に植えられましたが、香川県の小豆島に植えたオリーブだけが根付きました。
 気候や地味などが適していたためだと思いますが、その後もしっかりとオリーブの樹が育てられ、現在では島を代表する産物になりました。日本産のオリーブは、品質が高くまた独特の製法もあって、化粧品や食用にと手に入りづらいほどの人気です。

オリーブの実から搾油をしているところです。種ではなく、果肉にオイルがふくまれているので簡単に油が採れ、昔から重宝されてきました オリーブの実から搾油をしているところです。種ではなく、果肉にオイルがふくまれているので簡単に油が採れ、昔から重宝されてきました

 オリーブオイルが健康によいというのは、さまざまなところで言われていますが、もっとも注目されているのがオレイン酸と呼ばれる悪玉コレステロールを減らしてくれる成分です。中性脂肪で悩む中高年シニアの方に最適の性質を持っているわけです。
 ただ、オリーブオイルについては、まだわかっていないことも多く、地中海地方の人たちには「不老長寿の薬」とも言われています。
 「オリーブオイルは焦げ出す温度が高いから、料理には使いやすいんだよ。だれでも美味しく使えるオイルだね」と言うイタリア料理店のシェフや「オリーブオイルを軽く塗るだけで肌の手入れは大丈夫」という中高年女性など、実感のこもった言葉にもいろいろな効能が隠されていそうです。オリーブオイルは少し癖がありますが慣れてしまえばそれが魅力になります。中高年シニアの方も、ぜひ食生活やスキンケア、ヘアケアなどのオリーブオイルを取り入れてみてください。

【中高年のオリーブ Photo Guide】
まだ熟していないオリーブの実です。食べてみると、柿渋のような味がして、しばらく舌に残りました まだ熟していないオリーブの実です。食べてみると、柿渋のような味がして、しばらく舌に残りました 熟してきたオリーブの身は濃い紫のような色になります。果肉にオイル分をたっぷり含んでいます 熟してきたオリーブの身は濃い紫のような色になります。果肉にオイル分をたっぷり含んでいます
小豆島のオリーブ畑です。島の多くがオリーブ畑になっていて名産品となっています 小豆島のオリーブ畑です。島の多くがオリーブ畑になっていて名産品となっています 収穫されたオリーブの実です。収穫時期により出来上がるオイルも変わってきます 収穫されたオリーブの実です。収穫時期により出来上がるオイルも変わってきます
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中央写真

小豆島の名物、樹齢1000年をはるかに超えるオリーブの樹です。小豆島にオリーブが根付いてから約100年。この樹は、はるばるスペインから船に乗ってやってきました
小豆島のオリーブオイル屋さんへのリンクをはっておきます。のぞいてみてください 「小豆島のオリーブオイル」

中央写真

透明度の高い瀬戸内の海に囲まれた小豆島。神戸や岡山などからのフェリー利用が便利です。海はもちろん、寒霞渓などの観光スポットもあります

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