上質な時間を求める中高年シニアの方におすすめしたいのが、素敵な雰囲気のカフェや喫茶めぐりです。気に入った1冊の本を手に、ゆったりした時間の流れるカフェに出かけてみてください。
もともとcafe(カフェ)はcoffee(コーヒー)から派生した単語なので、文字通りコーヒーを飲む場所です。それが、いつのまにか人と話したり、一人でじっくりと考え事をしたりする場所になっていきました。日本のカフェはヨーロッパ、とくにウイーンのカフェの影響を強く受けています。ちょっと気どって、プルースト(※注1)やドストエフスキー(※注2)が落ち着いて読めそうな店を探してみてください。
カフェや喫茶店で、大切なものはなんでしょうか。もちろんコーヒーや紅茶の味も大切ですが、やはり一番重要なのは店が持っている雰囲気ではないでしょうか。
不思議なもので、あるていど雰囲気のいい店ならたいていは、コーヒーや紅茶も美味しく飲ませてくれます。
カフェで出てくるコーヒーにはいくつかの種類があります。ひとつは、マシーンで淹れたコーヒーで、これは大手のチェーン店コーヒーでよく見られます。そして、ペーパードリップ。1杯ずつペーパーフィルターを使って入れてくれるタイプです。ペーパーではなく、布のネルドリップを使用するところは、こだわりの個人店が多くなります。この他にも、サイフォンコーヒーや水出しコーヒーなどもあります。
ペーパードリップでは、切れ味のいいコーヒーが、ネルドリップではトロ味と甘みのあるコーヒーが味わえます。
最近、多くなったのがオープンテラスを持つ、カフェや喫茶店です。屋外でコーヒーを飲む雰囲気は、店内とは違い開放的な気分が味わえます。シーズン的には、春から秋にかけてが、オープンカフェに行ってみたくなる頃です。
店によっては、冬には屋外暖房機を設置してあるところもありますが、まだまだそう数は多くありません。
海外の有名所のカフェめぐりなども、中高年シニアの方にはおすすめです。ヴェネツィアやパリ、ウイーンなどに旅行に行った際にはぜひ、素敵なカフェでくつろいでください。
※注1 プルースト マルセル・プルースト(フランス)。「失われた時を求めて」は、1913年からプルーストの死後の1927年にようやく完結しました。仏語版で3000ページ以上になる大作です。
※注2 ドストエフスキー フョードル・ドストエフスキー(ロシア) 1821年生まれ。「カラマーゾフの兄弟」「罪と罰」「悪霊」「白痴」などで知られています
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ウイーンのカフェ、「シュッテンリンク」です。生クリームの乗ったウインナコーヒーが日本では定着していますが、もともとはウイーン風のコーヒーという意味でした。ですから、日本のオリジナルでウイーンに行って「ウインナコーヒー」といっても通じません
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