美容や健康に効果のある中高年やシニアの方の大人のバレエ教室が人気です。
昔あこがれた、トゥシューズに再び手を伸ばす中高年シニアの女性が増えています。大人のためのバレエ教室も各地にあり男性の生徒も少なくありません。バレエは背中をまっすぐに伸ばすのが基本。ですからストレッチや姿勢の矯正など、基本的なレッスンだけでも身体にいい運動になります。女性だったら、キトリやジゼル、男性だったら、ロットバルトやカラボスに挑戦してみたいですね。年末に各バレエ団が開催する「クルミ割り人形」の公演もすっかり定着してきました。
バレエはもともとオペラの発達したイタリアで生まれ、フランスで現在のバレエのような形に発展、ロマンチックバレエや白いバレエと呼ばれる「ジゼル」や「ラ・シルフィード」などが盛んに上演されました。1830年ごろの話です。
その後、1800年代の後半になるとチャイコフスキーの3大バレエ組曲と呼ばれる、「白鳥の湖」「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」が登場。ロシアの全幕バレエがバレエの中心となっていきます。1900年代に入ると、ディアギレフのバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)が誕生、ニジンスキーが活躍します。ストラヴィンスキーの「火の鳥」や「春の祭典」はもともとバレエ・リュスのために書かれた音楽です。
バレエの基本は身体の持つ能力を高めて、美しさを表現することです。
そのための基本が背中をまっすぐにした姿勢で、これをしっかりと覚えることです。身体に軸ができると、動きも安定してピルエット(回転)などもできるようになります。
「白鳥の湖」の黒鳥や「ドンキホーテ」のキトリ、「海賊」のメドーラでは32回転のグランフェッテと呼ばれる見せ場があります。バレエの回転は、不思議なことに身体の柔らかい人よりやや固い人のほうがうまく回れるようになります。もちろん、有名バレエ団でプリマになるほどの人は、柔らかさと固さの両方を合わせ持っている才能と条件に恵まれた人で、要求される表現によって身体の使い分けも出来てしまいます。
大人になってからのバレエは、あまり無理をせずにゆっくりと身体を慣らしていくのが基本です。ストレッチやパッセなどのバレエの基本を練習しているうちに、自然に姿勢がよくなり、身体のシェイプアップもできます。
最近では「大人クラス」や「大人のためのバレエ教室」「オープンクラス」「シニアクラス」などを持つバレエ教室が増えています。
どんなバレエ教室を選べばいいか迷ってしまうほどですが、自分に会った教室を選ぶには、発表会を見に行くのがおすすめです。
どんな生徒さんが多いのか一目で分かりますし、教室の雰囲気もつかめます。また、大事なのは発表会のプログラムでどんな振り付けをしているかです。上手な振付のできる先生のいるバレエ教室では、生徒さんのレベルに合わせて、有名なパートをアレンジします。
初めからだれでもピルエットができるわけではありません。それでも、うまく見えるようにシェネなどを組み合わせて本来はピルエットで踊るところを見栄え良く振りつけてくれます。
きれいに踊れる振りつけをしてくれると、最初はちょっと恥ずかしかった発表会も楽しみに変わってきます。そうすれば、長続きするし上達します。
ジゼル、ドンキ、海賊、眠り、白鳥など有名なバレエの演目にぜひチャレンジしてみてください。
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大人のバレエは、楽しみながら踊るのが長続きするコツです。「テレプシコーラ」などのバレエ漫画の作者、山岸凉子さんも40歳を過ぎてからバレエをはじめ話題になりました
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